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10月桜
2013年10月03日

みなさまこんにちは ♪ 木曜日担当 野田和子です (*^_^*) すっかり秋本番となってまいりました。
と言いますのに“桜”の写真とは…?とお思いでしょうが、こちらのお写真は先日(9/28)益城のとある場所で発見いたしました『ほぼ満開の桜』の一部分です。
“冬桜”という種類がありまして、秋から冬にかけて咲く山桜の仲間があるそうです、しかしこちらがその冬桜なのかどうかの確認は残念ながら出来ておりません。ただ、大変珍しくて綺麗でしたので随分下手な写真となりましたがご紹介させていただきました。(返り咲きなのかも知れません)
下のお写真が全体像になります。
午前中の早い時間でしたし、道路より高いところに茂っておりましたので、こんな感じにしか写せませんでしたが、結構沢山の花が咲いているのがご確認いただけますでしょうか。
“冬桜”は別名“10月桜”とも呼ばれているそうで、なんとタイムリーな・・・

もう一つ、旬な画像をお楽しみ下さいませ♪
日本人に生まれた幸せを感じる瞬間は四季折々様々ございますが、この時期のお楽しみの一つです。

(9月4日の稲が、)

(9月28日には見事な黄色に色づき、)
昨日(10月3日)その田んぼの横道を通りましたらすでに稲刈りが済んでおりました。
今年もきっと美味しいお米が出来たことでしょう。
真っ白でほこほこあまい新米が待ち遠しいですね!!!
本日もご覧頂きましてありがとうございました。
熊本ゆかり便り 10月
2013年10月03日
和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
「熊本ゆかりの染織作家展」実行委員の安達絵里子です。
いよいよ10月。食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋……何をやるにも最適な好季節になりました。
きもののおしゃれも、気温と相談しつつ夏物やひとえと、しばしのお別れ。
袷のきものとの再会に胸がふくらむ今日この頃です。
さて、熊本にお住いの皆さまなら、もうご覧になっていらっしゃるかと思います。
先日の熊本日日新聞の朝刊。
連載「たびゆけば」のコーナーで、國さんが熊本ゆかりの染織作家・黒木千穂子さんを訪ねて五家荘へ赴いたことが書かれていました。
私も便乗させていただき、かねてから憧れていた黒木工房へ行くことができましたので、今月はそのご報告をさせていただきます。

初めて訪れた五家荘は桃源郷のようなところでした。
私のつたない運転技術ではとうていたどりつけないような、くねくね道を走りつづけてようやく到着した黒木さんの工房は、まさに「山懐に抱かれて」という表現にぴったりの、木々の緑に囲まれた美しい山の中にありました。
窓の下には渓谷が見え、さあさあと流れるせせらぎに心洗われるようでした。
五家荘は、かつて菅原道真の子孫や平家の一族が追手から逃れてたどり着いたところと聞いています。
多くの悲劇的な離別を経て、都とは勝手が違う山の生活には大変な苦労があったことでしょう。
でも、こんなふうに「山懐に抱かれ」たら、別な幸せを感じたのではなかろうか、とふと思ってしまうほど、心癒される自然の包容力がありました。
「小さい頃からずっと住んでいますから、周囲の自然を当たり前のように思っていたんです。
でもこの年になって空気がきれいで、緑豊かな自然のありがたみが分かってきたような気がします」と語る黒木千穂子さん。
「染色に使う草木を採取するときには、必要な部分を必要な量だけ取るようにしています。
根こそぎ抜いてしまうと、そこから育つものがなくなってしまいますから」
「この豊かな自然を表現したいと思うんです。どの植物からどんな色が得られるか、その可能性は無限で、とても楽しいです」
「子どもの頃から親しんでいるタケニグサは、ポキッと折ると黄色い液が出てきます。
また山ゴボウの実からは、きれいなショッキングピンクが染まります。
でもすぐに色が褪めてしまうので、定着させるにはどうしたらよいか、もっと試したいと思っています。
そしてこの土地ならではの色を染め表せたらと思っているんです」
黒木さんのお話を聞いていると、自然と生活、仕事がひとつになっていることを感じ、染織とは本来そういうものだと改めて思いました。
自然の力、パワーをきものとして着ることができる、なんと幸せなことでしょう。
「山懐に抱かれる」ことが、きものを着ることでも感じることができるのです!
黒木さんが福岡の甲木恵都子先生のところで5年間修業し、染織の技を身につけて五家荘に戻られたのが20年ほど前。
その間に結婚され、ふたりのお子さんに恵まれ、子育てを大事にしながら染織も続けてこられました。
地元の太くて立派な杉を用いた広い工房には、2台の機が置かれていました。
その部屋の隅には学習机がふたつ。
機を織るお母さんの背中を見ながらお子さんたちは成長されているのでしょう。
実際、おふたりとも織には興味があり、小さいものを織って学校の先生に差し上げたりすることもあるとか。
なんと理想的……日々思うようにならぬ子育てに悩む私に、無言のうちに教えを授けてくださる黒木さんの生活です。
さて、あまりにも前置きが長くなりました。
そろそろ写真にいたしましょう。

こちらは、「第4回熊本ゆかりの染織作家展」に出品予定の帯を制作中の機です。
アカネやセイタカアワダチソウなどから染めた7,8種類もの経糸を張ったところに、インド藍とタマネギで染めた草色の緯糸が織り込まれています。
まだ織り始めだそうですが、これからお太鼓部分にはどんな色が、どんな太さで入ってくるのか、楽しみです!
どんなきものが合うかな~と夢想しがちの私の傍らで、黒木さんと國さんが
「昔と今では柄出しの寸法が少し変わってきているようですよね」
「さっそくちゃんとした寸法を書いたものを送ります」
「参考になるので、うれしいです」
「それよりも男物の帯、僕締めたいので、ぜひお願いします」
次々と建設的な話を展開しています。
「山懐に抱かれる」きもの、帯――
第4回熊本ゆかりの染織作家展にて、ぜひ黒木千穂子さんの作品に出会ってください!
さて、速報です。
第4回熊本ゆかりの染織作家展の開催日時が決まりました。
来年1月3日(金)~6日(月) 11時~19時
於・和の國
作家の方々による作品解説タイムも予定していますが、詳細が決まりましたら追ってご連絡いたします。
熊本に帰省される方、熊本へ旅行を予定されている方、熊本でお正月を迎える方、熊本に帰省する家族を迎える方、どうぞお正月のひとときを「熊本ゆかりの染織作家展」で過ごすことをご予定くださいますよう、心よりお願い申し上げます。
「熊本ゆかりの染織作家展」実行委員の安達絵里子です。
いよいよ10月。食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋……何をやるにも最適な好季節になりました。
きもののおしゃれも、気温と相談しつつ夏物やひとえと、しばしのお別れ。
袷のきものとの再会に胸がふくらむ今日この頃です。
さて、熊本にお住いの皆さまなら、もうご覧になっていらっしゃるかと思います。
先日の熊本日日新聞の朝刊。
連載「たびゆけば」のコーナーで、國さんが熊本ゆかりの染織作家・黒木千穂子さんを訪ねて五家荘へ赴いたことが書かれていました。
私も便乗させていただき、かねてから憧れていた黒木工房へ行くことができましたので、今月はそのご報告をさせていただきます。

初めて訪れた五家荘は桃源郷のようなところでした。
私のつたない運転技術ではとうていたどりつけないような、くねくね道を走りつづけてようやく到着した黒木さんの工房は、まさに「山懐に抱かれて」という表現にぴったりの、木々の緑に囲まれた美しい山の中にありました。
窓の下には渓谷が見え、さあさあと流れるせせらぎに心洗われるようでした。
五家荘は、かつて菅原道真の子孫や平家の一族が追手から逃れてたどり着いたところと聞いています。
多くの悲劇的な離別を経て、都とは勝手が違う山の生活には大変な苦労があったことでしょう。
でも、こんなふうに「山懐に抱かれ」たら、別な幸せを感じたのではなかろうか、とふと思ってしまうほど、心癒される自然の包容力がありました。
「小さい頃からずっと住んでいますから、周囲の自然を当たり前のように思っていたんです。
でもこの年になって空気がきれいで、緑豊かな自然のありがたみが分かってきたような気がします」と語る黒木千穂子さん。
「染色に使う草木を採取するときには、必要な部分を必要な量だけ取るようにしています。
根こそぎ抜いてしまうと、そこから育つものがなくなってしまいますから」
「この豊かな自然を表現したいと思うんです。どの植物からどんな色が得られるか、その可能性は無限で、とても楽しいです」
「子どもの頃から親しんでいるタケニグサは、ポキッと折ると黄色い液が出てきます。
また山ゴボウの実からは、きれいなショッキングピンクが染まります。
でもすぐに色が褪めてしまうので、定着させるにはどうしたらよいか、もっと試したいと思っています。
そしてこの土地ならではの色を染め表せたらと思っているんです」
黒木さんのお話を聞いていると、自然と生活、仕事がひとつになっていることを感じ、染織とは本来そういうものだと改めて思いました。
自然の力、パワーをきものとして着ることができる、なんと幸せなことでしょう。
「山懐に抱かれる」ことが、きものを着ることでも感じることができるのです!
黒木さんが福岡の甲木恵都子先生のところで5年間修業し、染織の技を身につけて五家荘に戻られたのが20年ほど前。
その間に結婚され、ふたりのお子さんに恵まれ、子育てを大事にしながら染織も続けてこられました。
地元の太くて立派な杉を用いた広い工房には、2台の機が置かれていました。
その部屋の隅には学習机がふたつ。
機を織るお母さんの背中を見ながらお子さんたちは成長されているのでしょう。
実際、おふたりとも織には興味があり、小さいものを織って学校の先生に差し上げたりすることもあるとか。
なんと理想的……日々思うようにならぬ子育てに悩む私に、無言のうちに教えを授けてくださる黒木さんの生活です。
さて、あまりにも前置きが長くなりました。
そろそろ写真にいたしましょう。

こちらは、「第4回熊本ゆかりの染織作家展」に出品予定の帯を制作中の機です。
アカネやセイタカアワダチソウなどから染めた7,8種類もの経糸を張ったところに、インド藍とタマネギで染めた草色の緯糸が織り込まれています。
まだ織り始めだそうですが、これからお太鼓部分にはどんな色が、どんな太さで入ってくるのか、楽しみです!
どんなきものが合うかな~と夢想しがちの私の傍らで、黒木さんと國さんが
「昔と今では柄出しの寸法が少し変わってきているようですよね」
「さっそくちゃんとした寸法を書いたものを送ります」
「参考になるので、うれしいです」
「それよりも男物の帯、僕締めたいので、ぜひお願いします」
次々と建設的な話を展開しています。
「山懐に抱かれる」きもの、帯――
第4回熊本ゆかりの染織作家展にて、ぜひ黒木千穂子さんの作品に出会ってください!
さて、速報です。
第4回熊本ゆかりの染織作家展の開催日時が決まりました。
来年1月3日(金)~6日(月) 11時~19時
於・和の國
作家の方々による作品解説タイムも予定していますが、詳細が決まりましたら追ってご連絡いたします。
熊本に帰省される方、熊本へ旅行を予定されている方、熊本でお正月を迎える方、熊本に帰省する家族を迎える方、どうぞお正月のひとときを「熊本ゆかりの染織作家展」で過ごすことをご予定くださいますよう、心よりお願い申し上げます。